top of page

過去とトラウマについて

※少しですが性的表現が含まれます

 本名はエドワード・ルイスといい、イギリスのとある貴族の一人息子でした。

 母はエドワードを産んでそのまま亡くなってしまい、大事な跡取りとして育てられます。エドワードもまた立派な跡取りとなるべく日々懸命に勉強していました。

​ しかし日に日に財産がなくなり、父はどうにかお金を工面するために、大きな力を持った貴族ヴァーリー家に入り浸るようになり、なかなか家に戻らなくなりました。

 お父様のことが大好きなエドワードは寂しく思いましたが、唯一の友達である執事のメイナードとともに父の帰りを待っていました。

 ある日、久しぶりに帰ってきたお父様が、サーカスに連れて行ってくれました。父と執事と3人で行ったサーカスは、最高の思い出になりました。

 それから何日もたたないうちに、お父様は首を吊りました。理解が追い付かないまま悲しみに暮れていると、主人が居なくなった屋敷を荒らしに、野盗がやってきます。屋敷を守ろうと奮闘する2人でしたが、執事は縛り上げられ、エドワードは性的な暴力を受けてしまうのでした。

 朝目が覚めると金目のものは奪われていましたが、野盗たちの会話から、父を自殺に追い込んだのはヴァーリー家の当主であり、エドワードを養子に迎え入れ屋敷ごと自分の財産にするつもりであること、下見のために野盗を送ったことを知ります。

 エドワードは復讐に燃え、メイナードを介してヴァーリー家について調べつくし、反撃を企てました。

左:ルイス家当主でエドワードのパパ。妻子思いの優しい人。

右:執事・メイナード。エドワードパパとは昔からの付き合いで、お屋敷に残った最後の召使いになった。

 復讐に燃えるあまり、エドワードは手段を選ばなくなっていき、『いかに自分の手を汚さないか』考えるようになります。

 そしてついに、ヴァーリー家の当主を跪かせることに成功すると、エドワードはとてつもない快感を覚えてしまったのでした。本当はすぐに殺してしまう予定でしたが、彼の持つ財産や権力を絞りつくしました。そして彼はある日屋敷の地下で冷たくなって発見されたのでした。

 そうすると彼はまた次の獲物を渇望するようになり、またもメイナードを差し向けます。それを繰り返すうち、彼は辛かった過去の記憶をすっかり封印してしまいました。自分の名前はおろか、メイナードが力尽きて死んでしまった際、彼の名前も思い出せなかったほどに。

 やがてたくさんの下僕たちを抱えるようになった彼はサーカスを開くことを思いつきます。小さなぼろ屋敷から始まったサーカスは、次第に貴族たちの"闇の娯楽"として心をつかんでいき、森の奥の広い土地でひっそりですが盛大に行われるようになりました。こうして彼は"団長"となったのでした--。


 

--

 団長が潔癖症であったり、生ぬるい体温が苦手であったり、白くてドロッとしたものが苦手なのは、過去に性的暴力を振るわれたトラウマがあるため。また頑なに「団長」と名乗るのも、自分の本当の名前も思い出せないし、思い出さないほうがいい(思い出すと他の記憶も思い出してしまう)と思っているから。

​ 通常はすっかり記憶にないが、嫌いなものを押し付けられたり、何かの拍子に思い出してしまうと、発狂して子供のように喚いて怯えてしまう。

bottom of page